2025年01月01日

今日の勉強 「2025年問題」について

 2025年問題とは、「団塊の世代」と言われる八百万人全員が今年75歳以上となり、「超高齢化社会」を迎えます。その為、医療、介護、雇用、福祉等に深刻な影響を及ぼし、人材不足や後継者問題、社会保障費の増加等が予測されます。たとえば、高齢者の足として大事なバス、タクシーの運転手が不足し、バス路線の廃止や便数の減少も増えています。建設業や配送業に欠かせない大型トラックの運転手も不足しています。地方では、医師や看護師、介護従事者等も不足しており、介護事業所の廃止も増えてきました。高齢化により医療・介護、年金のニーズが高まり社会保障費は増加しています。
 2025年を乗り越えるために私たちが取り組むことは、「何とかなる」ではなく、「何とかする」ということを意識して問題に向き合うことかもしれません。例えば、多様な働き方への柔軟な対応です。事業者が多様な働き方に対応することで、働き手も雇用者も助かる可能性があります。また、人材不足の解消法として、配膳ロボット、介護ロボット、セルフレジ等DX推進による業務効率化も検討してみましょう。地元業者の廃業にも「後継者が見つからない」という声があります。家業や跡継ぎという考えに固執せず、引き継ぎたいという第三者の声にも耳を傾けてみてはいかがでしょう。
23958225.png
posted by 松浦市社協会長 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の勉強

冬の赤い実

新年 明けましておめでとうございます。
本年も「笑門来福」と社会福祉協議会をどうぞよろしくお願いいたします。

 木枯らしが吹き、赤みを添えていたいろは紅葉とヤマボウシの葉が一気に落葉し、庭全体が槇を中心とした濃い緑色となった。その中で色を添えているのが、赤い実のなるナンテン(南天)、マンリョウ(万両)、センリョウ(千両)などである。
 ナンテンは、縁起物としてお正月には欠かせない花木である。「難を転ずる」に通じることから大切にされ、多くの家でみられるようになった。ナンテンの花言葉は、「私の愛は増すばかり」というそうで、ナンテンは白い花を咲かせた後に、赤い実をつけるため、時の移りにつれて愛情が高まっていくように見えることから、幸せを呼び寄せる花木と言われている。
 ナンテン以外にも、お正月の飾りにセンリョウが使われる。葉の形が小判に似ていることから千両と名付けられた。赤い実がたくさんつくため、昔から縁起が良い木として親しまれている。しかし、千両の上を行くのが万両である。千両よりたくさん実がつく。千両は葉の上に実を付けるため、鳥に食べられやすく、万両は、葉の下に実を付けて垂れ下がり、千両よりも重みがあるといわれる。
 千両、万両の他にも、百両、十両というのもあるのをご存じか! 背が低く、実の付きが少ないからちょっと遠慮して百両、十両と言われるらしい。
 百両は、別名「唐橘(からたちばな)」十両は「藪柑子(やぶこうじ)」と呼ばれている。(ああ!と思った方もおられるか。)
 更に、自宅周辺を歩いてみると、幹に絡むサネカズラやフウトウカズラなどが実をつけていた。普段見ようともしない藪の中にも、可愛らしい姿が隠れている。

 今年の目標は、些細なことに目を向けたいと思います。
26007494.png
posted by 松浦市社協会長 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事

2024年12月01日

笑門来福 オフライン版 第37号

 笑門来福 オフライン版 第37号です。
37号.png
posted by 松浦市社協会長 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | オフライン版

今日の勉強「つなぐBANKまつうら」について

「つなぐBANK」事業とは、フードバンク活動を通じて、家計が厳しく、食生活に影響する可能性があるひとり親家庭の子どもたちに、食を支援するとともに、相談や学習支援を行う活動です。つなぐBANKは、長崎市の「一般社団法人ひとり親家庭福祉会ながさき」が運営しており、各市町はその支部として活動しています。
「フードバンク」とは、安全に食べられる食品なのに、規格に合わない、包装の破損、過剰在庫、印字ミスなど、様々な理由で流通に出せない、販売できない食品(食品ロス)を、企業から寄贈していただき、必要としている方々に無償提供する活動です。農林水産省が公表している令和3年度推計で、食品ロス量は523万トン、このうち事業系食品ロスが279万トン、家庭系食品ロスが244万トンとなっています。全国のフードバンク食品取扱総重量は、令和元年には3,650トンだったのが、令和4年度には10,449トンまで拡大しています。それでも、割合として0.2%程度しか活用できていません。
 つなぐBANK本部を経由して、全国の企業様からご提供いただいている食品数も、昨今の物価高騰により、減少傾向にあります。「つなぐBANKまつうら」の活動にも、つなぐBANK本部をはじめ、市内の企業様、個人様からご寄贈いただき、子育て家庭の皆さんへお渡ししております。本当にありがとうございます。
これからも、「もったいない」を合言葉に、松浦市の食品ロスを減らし、子どもたちのおなかを満腹にしていきましょう。
23517796.png
posted by 松浦市社協会長 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の勉強

年神様(としがみさま)

 早いもので、今年も終わろうとしています。月末には、しめ縄、しめ飾り、門松が立てられ、お正月を迎える準備で大忙しです。どうして、お正月には門松やしめ飾りをするのだろう。その理由、みなさん知ってますか?
 年神様ってご存じですか? 最近は神棚のない家もあるかもしれませんが、神棚の後ろの壁にお札を貼りますよね。向かって右側に年神様である大歳御祖神(オオトシミオヤノカミ)を祀ります。年神様は、新年の幸せをもたらすために、元旦に高い山から下りてこられます。高い山頂で見る初日の出をご来光といい、年神様が降りてこられるのをご降臨というようです。祖先の霊が年神となって子孫繁栄を見守ってくださるのです。年神様に、たくさんの幸せを授けてもらうために大掃除をします。昔はすす払いをしていました。迷わずわが家へ来るために門松を立て、鏡餅を飾ります。鏡餅が年神様のお席のようです。そしておせち料理でもてなすのです。(おせち料理は家族のためではなかったんだ!)お正月は、単に年が改まるだけでなく、全てのものが新しく始まる節目なのです。
 お札といえば、神棚の左側に、大国主大神(オオクニヌシノオオカミ)、事代主大神(コトシロヌシノオオカミ)を祀ります。七福神の大黒様と恵比寿様です。このお二神は親子だそうです。農業・商業・漁業の守護神で、商売繁盛・家内安全・厄除け開運などのご利益があります。もう一つ、火を司る神様、火産霊大神(ホムスビノオオカミ)がおられます。台所に祀られ、かまどの頃には、「くどの神様」と呼んでいました。オール電化の家でも見守っていてください。
25162484.png
posted by 松浦市社協会長 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事