2025年04月01日

桜ことば

 時は四月。季節は春。花と言えば桜。今回は、桜にまつわる言葉を探してみました。「桜色」「桜餅」「桜エビ」このへんは、まさしく桜の色からきてますね。「花明かり」は桜の花が満開で夜でもあたりがほのかに明るく感じられる様子を表していて、灯篭などの明かりで眺めを楽しむ「夜桜」見物とはまた異なる風情であります。昼間と違った桜の妖艶さが感じられます。
 川沿いの桜は川面に「桜影(さくらかげ)」を映し出します。遠くから見ると桜が霞のように見える様を「花霞(はながすみ)」と申します。
 桜は散っても桜。散る姿も美しい。「桜吹雪(さくらふぶき)」からは、優雅さやはかなさを感じさせ、散った花びらが川を流れていく様から「花筏(はないかだ)」と称される。年に一度の水遊び、筏(いかだ)遊びに興じているのだろうか。
 「桜花爛漫(おうからんまん)」は字の如し。しかし、満開の時を楽しむのもつかの間、この季節「桜雨(さくらあめ)」に散らされる。
ああ無常なり。

 春の季語には、花明かり、花筏、花冷え、春眠、陽春、花の便り、菜種梅雨、花曇りなどあるようです。そこで私も一句詠んでみました。

〇 花筏(はないかだ) 押してあげましょ 笹の櫂

〇 花明かり 手つなぐ孫の かけ足に
  見上げる時の 少なきことか

(お粗末!)

 
みなさんもぜひ、春を楽しんでください。

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posted by 松浦市社協会長 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事
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