2024年12月01日

年神様(としがみさま)

 早いもので、今年も終わろうとしています。月末には、しめ縄、しめ飾り、門松が立てられ、お正月を迎える準備で大忙しです。どうして、お正月には門松やしめ飾りをするのだろう。その理由、みなさん知ってますか?
 年神様ってご存じですか? 最近は神棚のない家もあるかもしれませんが、神棚の後ろの壁にお札を貼りますよね。向かって右側に年神様である大歳御祖神(オオトシミオヤノカミ)を祀ります。年神様は、新年の幸せをもたらすために、元旦に高い山から下りてこられます。高い山頂で見る初日の出をご来光といい、年神様が降りてこられるのをご降臨というようです。祖先の霊が年神となって子孫繁栄を見守ってくださるのです。年神様に、たくさんの幸せを授けてもらうために大掃除をします。昔はすす払いをしていました。迷わずわが家へ来るために門松を立て、鏡餅を飾ります。鏡餅が年神様のお席のようです。そしておせち料理でもてなすのです。(おせち料理は家族のためではなかったんだ!)お正月は、単に年が改まるだけでなく、全てのものが新しく始まる節目なのです。
 お札といえば、神棚の左側に、大国主大神(オオクニヌシノオオカミ)、事代主大神(コトシロヌシノオオカミ)を祀ります。七福神の大黒様と恵比寿様です。このお二神は親子だそうです。農業・商業・漁業の守護神で、商売繁盛・家内安全・厄除け開運などのご利益があります。もう一つ、火を司る神様、火産霊大神(ホムスビノオオカミ)がおられます。台所に祀られ、かまどの頃には、「くどの神様」と呼んでいました。オール電化の家でも見守っていてください。
25162484.png
posted by 松浦市社協会長 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/191196867
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック