2022年09月01日

最後の言葉「ありがとう」

 先日、近しい人が続けて亡くなりました。どちらも晩年は療養施設に入所されており、ご家族と離れての生活でした。
 亡くなることは、本当に悲しいことですが、仮通夜には自宅に戻り、コロナ禍ではありますが、葬儀には多くの親戚縁者の方が参列されました。スタッフの方が「最後のお別れを」と声をかけられると、ご家族の方は「よく頑張ったね」と故人に声をかけておられました。そして、どちらも最後の言葉は「ありがとう」でした。
 「大往生だ」と口にしても、幾つになっても親の死は悲しい。 まして子供をなくす親の悲しみはどれほどのものでしょう。
 今年はコロナで多くの方が亡くなりました。突然の悲しみに怒りがこみあげてくるでしょう。亡くなる様はそれぞれ違いますが、それでも故人に最後にかける言葉は「ありがとう」。その思いは皆さん同じのようです。
 私事ですが、舅は四十年前に亡くなり、姑は今年七回忌を迎えました。仏壇の花替えと朝のお茶湯は、時々忘れながらも日課となっています。お茶湯は、私たちが今日も一日ご飯がいただけたことに感謝する気持ちを表すものだそうですが、仏壇にご飯をお供えする度に、「ありがとう」の声が聞こえてくるような気がします。もしかすると、最後にかけた「ありがとう」の言葉が、時を超えて私たちに返ってきているのかも。
残していく家族に、最後は「ありがとう」と言ってもらえるよう、悔いのない毎日を送りたいものですね。
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posted by 松浦市社協会長 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事
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