2022年05月01日

明治の世から令和の時代へ

 市役所在職中、友田市長に随行して最高齢者の方に、敬老のお祝いに行きました。昨年百◯九歳で亡くなられた御厨町のM様との話です。6月に百◯六歳の誕生日を迎えられ、9月のお祝いに出向いた折、「百◯六歳ですね」と申しますと、M様は「百◯七歳を生きよります」と凛としておっしゃられました。明治四十五年生まれで、明治、大正、昭和の時代を平成、令和へと継いでいただいたすてきな女性でした。こんな風に老いていきたいと思ったものです。
 当時を思いながら、家の古い書棚を開けると大正七年発行の「國定少學算術問答」尋常科第五學年児童用の教科書がでてきました。
 最初の頁は、第一編 整數及び小數 第一章 唱へ方及び書方
(一)數へるとは如何
 一に一足して二、二に一足して三、三に一足して四などゝ次第に一づつ足して行くことを數へるといひます。
(二)數とは如何
 數へて得たる結果の一、二、三、四、五…・を數といひます。
(三)單位とは如何
 すべて、物を數へるときに目當とするところのものを單位といひます。例へば、人三人と數へるときの單位は一人、砂糖十五斤と數へるときの單位は一斤、糸の長さ八尺と數へるときの單位は一尺であります。と始まる。
 ここで時間に関する応用問題を一つ…

【問】
 或日、旅行をなすに、初日には六時二十四分三十秒、二日目には五時二十八分五十二秒、三日目には二時四十分、四日目には三時五十二分六秒、五日目には九時三十八分三十八秒、六日目には八時五十分五十秒、七日目には十時二十二分四十秒、八日目は五時二十九分三十八秒間、旅行を續けたりといふ。この旅行時日は何時何分何秒なるか。
(解はスクロールしてください)
















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posted by 松浦市社協会長 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事
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