笑門来福 オフライン版 第44号です。
2025年07月01日
今日の勉強「母子寡婦福祉会」について
今年七月二十七日(日)松浦市文化会館において長崎県母子寡婦福祉研修大会が開かれます。松浦市、平戸市、佐々町の二市一町主催です。みなさんは、母子寡婦福祉会という団体をご存じですか?
会の前身は、戦争で夫を亡くした多くの未亡人が、子供を抱えた生活と権利を守るため団結したのが始まりのようです。
昭和二十四年、未亡人数は全国で187万人以上と報告されており、翌年準備会を経て全国未亡人団体協議会が結成されました。昭和二十六年、母子福祉総合法の制定に向け、全国五万人の請願署名を国会に提出し、翌年には、母子福祉法案起草作業を開始。その後も、随時、母子福祉資金貸付等に関する法律の改正運動を展開。昭和五十七年に全国母子寡婦福祉団体協議会(全母子協)と改名。平成二十五年には母子家庭の母及び父子家庭の父の就業の支援に関する特別措置法を施行させました。
平成二十九年には、「夢を応援基金(ひとり親家庭支援奨学金制度)」を開始するなど、児童扶養手当をはじめ、母子家庭の様々な制度が整った背景には、並々ならぬ母子寡婦の皆さんの活動の歴史があります。
長崎県では、長崎県母子福祉連盟が、昭和三十三年に県庁婦人児童課内に設立。昭和五十八年に長崎県母子寡婦福祉連合会として認可され、県内十二の市町の母子寡婦福祉会が所属。松浦市母子寡婦福祉会もその一つです。
戦後80年を経てもまだ、ひとり親が子育てするには様々な壁が立ちはだかります。ひとり親全体の底上げをするべく、団体としての活動も重要ではないでしょうか。
会の前身は、戦争で夫を亡くした多くの未亡人が、子供を抱えた生活と権利を守るため団結したのが始まりのようです。
昭和二十四年、未亡人数は全国で187万人以上と報告されており、翌年準備会を経て全国未亡人団体協議会が結成されました。昭和二十六年、母子福祉総合法の制定に向け、全国五万人の請願署名を国会に提出し、翌年には、母子福祉法案起草作業を開始。その後も、随時、母子福祉資金貸付等に関する法律の改正運動を展開。昭和五十七年に全国母子寡婦福祉団体協議会(全母子協)と改名。平成二十五年には母子家庭の母及び父子家庭の父の就業の支援に関する特別措置法を施行させました。
平成二十九年には、「夢を応援基金(ひとり親家庭支援奨学金制度)」を開始するなど、児童扶養手当をはじめ、母子家庭の様々な制度が整った背景には、並々ならぬ母子寡婦の皆さんの活動の歴史があります。
長崎県では、長崎県母子福祉連盟が、昭和三十三年に県庁婦人児童課内に設立。昭和五十八年に長崎県母子寡婦福祉連合会として認可され、県内十二の市町の母子寡婦福祉会が所属。松浦市母子寡婦福祉会もその一つです。
戦後80年を経てもまだ、ひとり親が子育てするには様々な壁が立ちはだかります。ひとり親全体の底上げをするべく、団体としての活動も重要ではないでしょうか。
竹の花
みなさんは竹の花を見たことがありますか。この頃、山手を見ると竹の 群れの一部が枯れているところがあります。見上げられるようなところでは、笹の葉先がぼさぼさっとした感じに見えて、手に取れる頃には竿全体が枯れたようになっています。竹の花は百年に一度といわれるくらい見られないそうで、開花後は竹林全体が枯れてしまうそうです。
花と言っても、花びらというより稲の穂か竹の細かい枝が突き刺さったような感じ。それもそのはず、竹はイネ科だそうです。種類もいろいろで、身近なのはハチクでしょうか。調べによると、その最後は一斉に開花し、一斉に枯れる。開花までの周期は真竹で約120年、孟宗竹で67年目に開花したという記録があるそうですが、詳しいことはわからないそうです。
竹が花を咲かせると天変地異などの不吉なことが起こるという言い伝えがあるようですが、竹が枯れるのは地上部だけで、根は生きているそうです。枯れた竹林は数年後には再び新しい竹が生え再生します。確かに竹は増える一方です。竹は、古くは、水害を防ぐために地下茎による護岸機能を期待して植林されていました。竹が枯れることで、護岸機能が劣化し、土壌の浸食や土砂災害の恐れが懸念されます。かつて竹の花が一斉に開花した一〇二〇年十一月十四日、特別な出来事として、大阪新聞の記事に「日本中の魚釣竿がなくなる」という記述があったそうです。
「木六竹八」という言葉がありますが、これは「木六竹八塀十郎」という言葉の一部で、木は旧暦の六月、竹は旧歴の八月に伐採するのが良い、塀十郎は、土塀を塗るのは旧暦の十月が良いということわざを人の名前に例えたもののようです。木や竹の伐採時期、土塀を塗る時期を覚えておくことで、より良い材料を確保できるという先人の知恵が詰まっています。
花と言っても、花びらというより稲の穂か竹の細かい枝が突き刺さったような感じ。それもそのはず、竹はイネ科だそうです。種類もいろいろで、身近なのはハチクでしょうか。調べによると、その最後は一斉に開花し、一斉に枯れる。開花までの周期は真竹で約120年、孟宗竹で67年目に開花したという記録があるそうですが、詳しいことはわからないそうです。
竹が花を咲かせると天変地異などの不吉なことが起こるという言い伝えがあるようですが、竹が枯れるのは地上部だけで、根は生きているそうです。枯れた竹林は数年後には再び新しい竹が生え再生します。確かに竹は増える一方です。竹は、古くは、水害を防ぐために地下茎による護岸機能を期待して植林されていました。竹が枯れることで、護岸機能が劣化し、土壌の浸食や土砂災害の恐れが懸念されます。かつて竹の花が一斉に開花した一〇二〇年十一月十四日、特別な出来事として、大阪新聞の記事に「日本中の魚釣竿がなくなる」という記述があったそうです。
「木六竹八」という言葉がありますが、これは「木六竹八塀十郎」という言葉の一部で、木は旧暦の六月、竹は旧歴の八月に伐採するのが良い、塀十郎は、土塀を塗るのは旧暦の十月が良いということわざを人の名前に例えたもののようです。木や竹の伐採時期、土塀を塗る時期を覚えておくことで、より良い材料を確保できるという先人の知恵が詰まっています。