2024年10月01日

笑門来福 オフライン版 第35号

 笑門来福 オフライン版 第35号です。
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今日の勉強「十月十日に込められた想い」

 かつて、十月十日は、「体育の日」。1964年(昭和三十九年)日本で初めて開催された東京オリンピックを記念し、1966年に「スポーツに親しみ、健康な心身を培う日」として制定された国民の祝日で、東京オリンピック開会式のあった十月十日と定められました。
 しかし、ゆとりある生活や余暇の充実、旅行需要の拡大等経済波及効果を狙って、2000年(平成十二年)にハッピーマンデー制度が適用され、この対象となったのが、成人の日、敬老の日、体育の日でした。体育の日は十月の第2月曜日になりました。その後「体育の日」は、2020年(令和二年)に、「スポーツの日」に名称変更になりました。ちなみに、かつて十月十日が体育の日に選ばれたのは、東京オリンピック開会式もそうですが、過去の歴史から秋の長雨が明け、晴天率が最も高い日だったそうです。

 かつて十月十日を記念日にしていたあなた! 心配ご無用。
 今は「赤ちゃんの日」になっています。株式会社赤ちゃん本舗によって2010年に日本記念日協会に認定された日本の記念日です。日付は、妊娠期間が十月十日(とつきとおか)と言われることにちなんで「赤ちゃんの健やかな成長を祈り、生まれてきてくれてありがとう」を伝える日とされたようです。  
 「十月十日(とつきとおか)」とは、十か月目の十日目という意味で、つまり満9月と10日ということです。人の妊娠期間は平均38週から40週間で、4週間を一か月とカウントするとこの頃になるようです。
 「十月十日」は、いつの時代でも私たちの大切な日です。

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咲かない彼岸花

 彼岸の頃には、よくしたもので田んぼの畔や周辺に彼岸花が咲きだす。
 特に田んぼの畔やお墓の周辺によく見かける。なぜかというと、彼岸花の球根には毒があり、田んぼを荒らすネズミやモグラ、虫などの被害を防ぐため。墓地で多くみられるのは、土葬の遺体をネズミやモグラから守るためだとされており昔の人の知恵はすごい。
 彼岸花の姿は、30〜50センチ程の花茎の先に、強く反り返った6枚の花びらを持った鮮やかな紅色の花が5〜7個つき、やや偏平な球状を形作っている。それぞれの花からは6枚の雄しべと1本の雌しべがまるで飾りのように上方に長く突き出している。
 彼岸花は、別名 曼殊沙華(まんじゅしゃか、あるいはまんじゅしゃげ)とも呼ばれ、サンスクリット語で天界に咲く花という意味らしい。おめでたいことが起こる兆しに赤い花が天から降ってくるという仏教の経典からきているそうだ。そんな真っ赤な彼岸花も、稲刈りを前にした田んぼのあぜ道ではどうすることもできず、草刈り機で一気に刈られてしまう。さみしい限りである。
 しかし、今年の秋は違う。毎年彼岸の時期には勝ち誇ったように咲いていたあの彼岸花が、ほとんど咲いていないのである。田んぼのあぜ道は緑一色である。あの真紅の彼岸花はどこに行ってしまったのだろう。
 彼岸花の花芽の形成は、地温が30度以下、気温は約20度位が適温らしい。今年の彼岸頃の気温はまだ高く、花芽の形成が遅れていたようだ。
 ところが彼岸すぎると急に気温が下がり、涼しい秋風が吹きだした。「暑さ寒さも彼岸まで」ということばがあるが、彼岸が過ぎてやっと花茎が伸びだした。その先には真っ赤な花弁が膨らんでいる。もうしばらくすると、田んぼの畔道やあたり一面、真っ赤な色に染まるだろう。おめでたいことが起こる兆しの赤い花。
 赤い花なら曼珠沙華
 阿蘭陀(おらんだ)屋敷に雨が降る〜
(作詞:梅木三郎『長崎物語』より引用)

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