2024年01月01日

笑門来福 オフライン版 第26号

笑門来福 オフライン版 第26号です。
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七草に更に嫁菜を加へけり(ななくさに さらによめなを くわえけり)

https://www.aozora.gr.jp/cards/001310/files/51838_59542.html(青空文庫「五百五十句」より)

 お正月なので、高浜虚子の祝い句をあげてみました。
 一月七日は七草がゆを食べて無病息災を祈る日。
 この正月のおめでたい日に、高浜虚子氏の小学校の同級生で、鼓の師匠でもある川崎利吉氏(のちの川崎九淵で、能楽界初の人間国宝となった人)の息子様の結婚式が行われたときの歌だそうだ。
 季題の七草に、「嫁」の文字が入った「嫁菜」を一つ加え、七草を「八」という末広がりの数字にすることで、見事なお祝い句となっています。
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今日の勉強「超高齢社会の対策」について

 松浦市の高齢化率は、三十八・八パーセントで、まさに「超高齢化社会」。私たちがこの超高齢社会で立ち向かう課題は、

@要介護者の増加による、医療・福祉業界の人材の不足
A医療や福祉に係る費用の増加による財源不足
B労働力人口が減少し、経済活動の動きが鈍くなる。
C定年退職後のQOLの低下「働きたいが、働く場がない」
D高齢者の孤立化と孤独死の増加
E独居や高齢世帯で年金のみ生活者の貧困率の増加

 これらの対策として、私たちに出来ることは「健康でいること」です。健康でいられれば、医療や福祉のお世話になりにくい、仕事もできる、人の役にも立てる、楽しみながら人とつながれる、困りごとはいつでも地域包括支援センターや社会福祉協議会、福祉事務所や子育て・子ども課などへ相談できます。
 みんながつながれる地域づくりを実現しましょう。
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春の七草

 せり なずな すずな すずしろ ほとけのざ ごぎょう はこべら これぞ七草

 最近は、ついついスーパーでパック材料を買っていますが、母の頃は、田んぼの水除に芹を取りに行き、緑色の湯がき汁に爪を付けると「今年一年マムシに咬まれない」と言っていた。昔は鎌仕事が多かったからだろうし、信じるものは救われる。
 一月七日の朝、七草に里芋と餅を追加して、七草がゆではなく、七草の炊き込みご飯をつくる。
炊けたら、神棚、仏様、お稲荷様、門松にお供えする。
 お正月は、年始のご挨拶で親戚を訪問したり、家に招いたり、大忙しだが、年を取るごとに身内との出会いが恋しくなる。子や孫、兄弟、両親、祖父母と皆が元気にしていればこその忙しさである。
 七草が過ぎると、十一日は鏡開き。神棚や仏壇からお供え餅をおろし、門松を倒す。さげたお餅を水餅にして、子ども達が小さい頃は、焼いて善哉を作ったりしたものだ。十五日にはお正月に飾っておいたお米でおかゆを炊く。そのおかゆで神棚のお札を貼る。
 その時々に思うのは、「ちゃんと聞いておけばよかったな」ということで、反省することしきりである。あんなこともしてたよなと思うだけでも、ご先祖様は許してくださるでしょうか。

 今年も健康で、よい一年になりますように。

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